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幸田文の箪笥の引き出し


幸田文は幸田露伴の娘。その文の娘、青木玉が描く母文と
の思い出を綴ったエッセイ。


明治の終わり、東京の下町に生まれたるつ子は着物の着心
地にこだわる少女。祖母の助けもあり、たしなみや人づきあい
や心得など生活の中のきまりを着物を通して学んでゆく。

この物語を最初に読んでからできる限りの幸田文の作品を読
んだ私。「おとうと」などは何度かドラマ化されている作品です
し(キムタクと斎藤由貴出演など)、「流れる」は数十年前に映
画化もされています。

でもやっぱり「きもの」が一番好きです。
るつ子の祖母の言葉には、はっとする箇所があり、何度読ん
でも新鮮です。時代は今からずいぶん遡りますが、日本人の
着物文化と生活感は今の世でも理解できます。
るつ子が女性として成長していく様子は晴れがましいものば
かりでなく、作者の幸田文の自伝的要素が含まれているだけ
あって人生の光と影を感じずにはいられません。

そんな幸田文をもっと知りたい―という思いに応えてくれるの
が娘青木玉著書「幸田文の箪笥の引き出し」です。
これも着物を通して幸田文という女性を描いた一冊です。

たまにこういう和書を読むと日本語の魅力を感じます。
ひらがなと漢字が織りなす文章というのは本当に美しい。
そして文中の文の言葉の何とすっきりとはっきりとしたこと
でしょう。清々しくて、それでいて日本語の持つリズムを想像
しては文という人間像を身近に感じます。

洋書では決して感じることのない感覚。
日本語多読をしている方にぜひ、一度読んで欲しい幸田文
です。
【2008/09/10 22:44】 和書 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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