スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
無事、これ名馬


「無事、これ名馬」 宇江佐真理 著

火消しのは組の頭、吉蔵の元に武家の息子の太郎左衛門
が「拙者を男にして下さい!」と訪ねてきた。
そんな勇ましい言葉とは反対に太郎左衛門は泣き虫の弱
虫だった。はたして、吉蔵は太郎左衛門を男にすることが
できるのだろうか。
「あっしに何かご用ですかい」

「昨夜の火事で頭が火消人足に指図する様子はご立派でし
た。拙者は頭から色々と男の道を教わりたいという気持ちに
なりました」

「男の道とは、いってェどういうものになるんですかい」

「夜は一人で厠に行けること、青菜を嫌がらずに食べること、
道場の試合に負けても泣かないこと・・・・」

                    本文および文庫本帯より


勇ましい、男の世界の火消し。
火の手が上がれば、駆けつけて命がけで火事を止める勇ま
しい姿。
さて、そんな男衆を率いる吉蔵は妻、一人娘、婿養子、孫娘
と暮らしています。その場に似合わない武家の息子、太郎左
衛門がやってくるのも不思議なら、武家の子らしくなく泣き虫
、弱虫ときたから吉蔵は「男」にしてやれるのか首を捻るや、
唸るやら。
でも、荒っぽい男衆をまとめる頭だから頼られたら断るなん
てできない。「よござんす、あっしでできることなら」とばかりに、
武家の少年を受け入れてしまいます。

強さってどういうことなんでしょうねぇ。

力もち、剣術に優れている、いや、頭脳明晰で世渡り上手…

太郎左衛門は自分の弱さを認め、泣き虫なのを自覚している
けれども、どうすることもできずに吉蔵に頭を下げにいくので
すが、武家の少年と火消しの頭という妙な二人は家族でもな
ければ、親戚でもない、ましてや友人でもないのにお互いに
大切な人へとなっていくのです。
笑えるほどまでに、弱いことに正直な太郎左衛門と、彼を迎
える吉蔵一家の温かさが良いのです。
尊敬する気持ちと、迷えるものを受け入れる優しさが相まっ
ての関係です。どちらも気持ちひとつなんですよね。

武家の子供も今の子供たち同様、大変だったようです。
フィクションと言いつつ、実際にそうだっただろうことは想像で
きますね。出世、親の期待はいつの世も不変です。

ということで、まだまだ江戸に行ったっきりの私。
今?これです。



あと数冊で、新潮社のパンダの腕時計のポイントになるの
ですー!過去にはバッグを二つももらったりと、かなりの新
潮文庫好きです。

今月からYonda?Clubの商品が新たになりました。
今回は文豪系賞品がないようですが・・・。
【2008/10/07 23:59】 和書 | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<EMMA 1 | ホーム | Who Cloned the President? ~Captal Mysteries 1~>>
comments
please comment













管理者にだけ表示を許可する

trackback
trackback url
http://drophappyreading.blog16.fc2.com/tb.php/1141-a94653b5
| ホーム |

calender

07 | 2017/08 | 09
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

search

monthly

category

links

material






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。