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玻璃の天


昭和8年。
語り手の「わたし」、花村英子は上流階級の一人娘。
お抱え運転手が運転するフォードで皇族の方々もいる学校
に通う。お抱え運転手は女性でベッキーさんこと別宮みつ子。

シリーズ第三弾「鷺と雪」は直木賞受賞作品です。



「玻璃の天」はベッキーさんシリーズ第二弾。
なので、まずは↓から読んでいただきましょう。



シリーズ第一弾「街の灯」は昭和7年が舞台。
ちなみに「玻璃の天」は昭和8年。
この年に日本は国際連盟を脱退し、皇太子(現天皇)がご
誕生されました。
ドイツではヒトラーが首相に就任。
アメリカではルーズベルト(FDR)が大統領に就任。
日本橋に高島屋がオープンし、小学校では軍国化教科書
が登場します。
戦争へじわり、じわりと進む日本を物語のあちこちで感じる
ことができます。

そんな時代を見つめながら、読むミステリ3篇。

犬猿の仲の両家が仲直りをする場で起きた絵画消失事件。
手紙をやりとりする友人の失踪事件。
ステンドグラスの天窓から転落しした思想家の真相。

歴史とともに上流階級を眺めることができるシリーズです。
資生堂パーラーでコロッケを食べたりするなんて描写は楽
しいです。
と同時にそうではない階級の人たちがいることも描かれて
いるのです。

北村氏の物語は劇的に何が起こるというわけではありま
せん。「何かがおかしい」という躓きのようなものからことの
真相へと柔らかく導かれます。

そして短編とは別にもう一つのミステリが。
それはベッキーさんこと、別宮みつ子という女性のこと。
3つの短編を通して、彼女の過去が少しずつわかるという
ところが、また北村氏の上手さです。

うー。続きが読みたいけど文庫本じゃないしなー。
【2009/09/23 10:06】 和書 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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comments
--おおおおっ--
これ、面白そうですね。最近、日本の作家さんを少しずつ読んで回ろうと思ったのですが、気になる作家さんが続々です。図書館の借りたいリストに入れておきますっ。
【2009/09/25 14:35】 URL | 早美 #-[ 編集] |
--ふっふっふ・・・--
読書の秋です。洋書も和書もガンガン読みたいですねー。
日本の作家さんの面白そうな本がたくさんあって、どこから読めば良いのか迷ってばかりです。
北村薫さんの本はどれも好きなんですよー。
何か面白い和書が読みたいけど、ピンと来るものがないというときは必ず彼の作品を手に取ります。
図書館ではやく順番が来ると良いですね♪
【2009/09/25 21:32】 URL | 雫 #jPC7I2S6[ 編集] |
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