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Kitchen


YL5.0~6.0 37,629words

祖母が亡くなり、とうとう一人になったMikage。
広い家に一人きりで、これからのことを考えあぐねてい
たところに祖母の花屋でバイトをしていたYuichiが訪ね
てくる。母Erikoと暮らすマンションへ来ないかという
誘いだった。美人のErikoだが実はYuichiの父親だった。
吉本ばななの「キッチン」英訳版です。
紗香さん、ありがとうございました(*´∇`*)
これ、発売当初すぐに読んだのですがものの見事に内容を
忘れてしまってました。
今回、英語で読んでとても新鮮でした。

両親、祖父、祖母と次々に亡くして身寄りのないMikageは
YuichiとErikoと奇妙な同居をスタートさせます。
その空間はMikageにとって居心地の良い、安らげる空間に
なっていくのです。

文章の冒頭から「死」が出てくると共に語られるキッチン。
そして数々の料理。食べるということは「生」であり、人
間の基本的な営みが現れるのがキッチン。
私なんて体調は良いときはともかく、体調が悪い時はキッ
チンの空気がどよーんとしている気がするし、家を選ぶと
きに調理が好きな人はキッチンが気になりますよね。
実家でも自分が普段立たないキッチンはとても居心地が悪
いし、いつもどおりの味さえできないような気がします。
居心地の良いキッチンは「生」や「巣」を思わせ自分の安全
を保障する場所にも思われます。

キッチンから漂う料理の香りや、調理の音。
夜中の静けさの中の冷蔵庫の音。
部屋の中のリアルさを私はとても感じました。

英語ですが、やはり日本を感じる物語でした。
MikageとYuichiの微妙な関係もアメリカが舞台では見かけ
ないし、Erikoへの接し方も日本的で読んでいて居心地の
良さを感じました。
今朝、真っ暗な朝5時に空を見ると細くて鋭い月が輝いて
いました。私がこの物語をどうも静かな夜の物語のように
感じているので、読んですぐのこの"Kitchen"を思い出し
ました。


週末からCOCOが具合が悪くて、大きな書店に行くことが
できませんでした。
今日は会社の帰りに一番近い紀伊国屋へ。
絵本も数があまりなく、汚れていて悲しかった~。
一緒に私用への洋書も一冊買ってしまいました(^_^;)


1,260円です。Amazonが1,498円。高っ!
ほんまに、Amazonさん、たのんますわ・・・。
こちらは手に取りましたが、置いてきました(笑)



まったり読書です(*´∇`*)
年末の慌しさを感じて週末はなかなか読めなくなって
きています~。もっぱらお風呂読書です。
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【2006/12/18 06:05】 ペーパーバック | トラックバック(0) | コメント(7) |
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comments
----
おはようございます。

キッチンも英訳されていたんですね。
私は、華岡青洲の妻の英訳本を持っていて、再来月あたりに読み返したいと思っています。

私のブログに雫さんのブログのリンクを設置させていただきたいのですが・・・。よろしいでしょうか?
【2006/12/19 07:30】 URL | Fumika #-[ 編集] |
--キッチンだ~--
雫さん、こんにちは!

キッチン、和書をほとんど読んだことのない私でも話題作ということで読んだ覚えがあります!
だけど、台所の話??くらいしか覚えてないです(汗)

日本を感じる物語・・・私も読んでみたいです^^
【2006/12/19 13:18】 URL | りあ #olKYQuew[ 編集] |
--Fumikaさんへ--
こんばんはー(*´∇`*)
吉本ばななさんの本は他にも「つぐみ」などが英訳されていますよー。
華岡青洲の妻というと有吉佐和子でしたっけ・・・。以前にNHKでドラマを見たことがあります。
Blogのリンク、もちろんOKです!こちらからもで相互リンクでよろしいでしょうか♪
【2006/12/20 01:34】 URL | 雫 #7cFgV8.c[ 編集] |
--りあさんへ--
こんばんは(*´∇`*)
そうなんですよねぇ。案外覚えていないもんです(笑)
今回英語で楽しめたのでお得だったと思うことにしています~。
ラダー版だったと思うのですが盲導犬クイールが英訳されていて、これも読んでみたいなぁと思いました。
たまに日本が舞台になっている物語を読むとほっとしますね。コテコテの和書とコテコテの洋書の中間のような感じです♪
【2006/12/20 01:36】 URL | 雫 #7cFgV8.c[ 編集] |
----
おはようございます。

私のブログでよろしければ、リンクよろしくお願いします。嬉しいです。
【2006/12/20 06:35】 URL | Fumika #-[ 編集] |
--舞台が日本でありながら--
雫さん、こんばんは。
blogの模様替え、いい感じですね~。

この本、読まれたのですね。
気に入っていただけて、よかったです。

舞台が日本でありながら、書かれている言語は
英語で、私も新鮮でした。
この作品をきっかけに、他の英訳の本も。。。
と、つい思ってしまったのも事実です。
(で、その流れでなぜかMANGAに)

よしもとばななは、かなりの作品が英訳されているので
読み比べも面白いかもと、秘かに思っています(笑)
【2006/12/27 21:56】 URL | 紗香(すずか) #HLrqDUJ6[ 編集] |
--紗香さんへ--
こんばんはー(*´∇`*)
お正月バージョンのBlogをお送りしております♪

キッチン、読みやすかったです。ありがとうございましたー!!
やっぱり日本が舞台というだけでホッとするものがあるのかもしれません。MikageとYuichiの態度が欧米化されてたら、すごい嫌だっただろうなーと思いました。
他の吉本作品も英語で読んでみたいです。停滞時にほっとしたいときにお助けアイテムになってくれそうな気がします。
【2006/12/28 18:30】 URL | 雫 #7cFgV8.c[ 編集] |
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